わたしのひと皿

陶工家さんの、自分の作った器に合わせた自ら作ったごはんを、レシピと共に紹介します。

第1回目
與那原 正守さん「ナーベラー炒め×5.5寸皿」
/沖縄・読谷村 読谷山焼北窯 與那原工房の親方

[材料]
ナーベラー(ヘチマ)
豚バラ肉(塩揉みして3日程度冷蔵庫で保管したもの)
島豆腐(なければ木綿豆腐をしっかり水切りする)
スパム(市販のもの)
みそ
砂糖

1.豚バラをゆでる
2.ヘチマは皮をむいて厚さ1cmに輪切り、スパムはタテ半分にし厚さ1cmに切る
3.みそ、砂糖を水で溶かす
4.ゆでた豚を水で洗う ※塩気をぬくため
5.ヘチマを炒める ※この時に油はいれない
6.ゆでた豚を1cmに切り、スパムと一緒に5に入れて炒める
7.島豆腐を手でちぎりながら入れ、3をいれる 火が通ったら完成!

 

器と料理を作った人〈與那原 正守さん〉

沖縄県中部に位置する読谷村にある、読谷山焼北窯の13連房になる登り窯を、4名の共同窯として守る親方のお一人。伝統を守りながら独自の感性で、沖縄の食文化を始め常に新しい時代に沿う器を作り続けられています。「おとう」と愛称されるように、優しく愛情深くいつもまっすぐな姿勢で、数々のお弟子さんを始め、みんなに愛されているお人柄が工房にも器にもそのまま現れています。私も初めてお会いしてすぐに、そのお人柄とミャーミングな笑顔と方言に大ファンになりました。料理の手際も味も、さすが職人さんでお見事でした。